朝から里芋にバケツで水をやってきた。……と言っても、実はこれ、私の里芋じゃないんです。
うちの区画には里芋は一株もありません。じゃあ誰の?というと、お隣のおじさんの区画。前にも書いたけど、おじさんの水やりを私が代わりにやってて、その中に里芋がどっさり植わってるんですよね。
人の里芋に、なんで毎日水を?
きっかけは、おじさんがなかなか畑に来られなくなったこと。「悪いけど水だけ頼めるかな」って言われて、まあ、いつもおすそわけをもらってる手前、断る理由もなく。「いいですよ〜」と軽く引き受けたんです。
そのときは知らなかったんですよ。里芋がこんなに水を飲むなんて。
里芋、とにかく水を飲む
正直に言うと、最初はナメてました。「葉っぱに水やっとけばいいでしょ」くらいの感覚で。
でも里芋って、もともと湿地みたいな場所で育つ植物なんですよね。だから水が足りないと葉っぱがしんなりして、あきらかに元気がなくなる。ちょっと油断するとすぐ「水くれ〜」って顔をするんです。
しかもうちの菜園、ホースが使えない。使えるのはジョウロとバケツだけ。里芋のためにどれだけ水が要るかというと——
畝と畝の間の通路に、水がたぷたぷ溜まるくらい。バケツでザバーッと流し込むんです。1回や2回じゃ全然足りない。溜まった水が土にじわじわ染み込んでいくのを見て、やっと「今日はこれくらいでいいか」となる感じ。
毎日の「バケツ往復」がなかなかの重労働
この水汲みが、まあまあ効くんですよ。水場とおじさんの区画を、バケツ持って何往復もする。腕はパンパン、Tシャツはびしょびしょ。
自分の区画の水やりだけでもジョウロで10往復してるのに、そこに里芋のバケツ運びが乗っかってくる。夏の朝、これがなかなかの運動量でして。ダイエットなんて必要ないなと苦笑いしながらやってます。
でも、しんなりしてた葉っぱが、水をあげたあとシャキッと立ち上がってくるのを見ると、ちょっと報われた気持ちになるんですよね。人の里芋なんですけど。
まとめ
自分では育ててもいない里芋に、毎日バケツで水を撒く日々。始めた頃は「なんで私が」って思わなくもなかったけど、今では里芋の様子を見るのがちょっとした日課になってます。
秋になったら、この里芋がどれくらい採れるのか。おじさんがまた「持ってきな」って分けてくれるのを、ちょっと楽しみにしてたりします。育ててないのに収穫だけもらう、なんとも役得な立場です。